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配信告知文の書き方。入れる項目、時刻の表記、画像の文字量
配信の告知は、見に来てもらうための最初の接点です。ところが、日時が分かりにくい、何をやるのかが伝わらない、といった理由で、せっかくの告知が読み飛ばされることがあります。この記事では、告知文に入れる項目、時刻の書き方の注意、告知画像の文字量、配信画面での告知の出し方を、順番に説明します。
告知文が果たす役割
告知文の役割は、3つあります。1つ目は、「いつ、どこで、何をやるか」を伝えること。2つ目は、「見てみたい」という気持ちを、起こすこと。3つ目は、見に来たい人が、迷わずに来られるよう、道筋を示すことです。
この3つのうち、優先すべきは、1つ目です。どんなに魅力的な文章でも、日時が分からなければ、見に来られません。魅力を伝える工夫は、あとから足すものです。まず、必要な情報が、漏れなく入っているかを、確かめます。
告知文に入れる項目
告知文には、次の項目を入れておくと、受け取る側が迷いません。
| 項目 | 書く内容 | 書かないと起きること |
|---|---|---|
| 日付と曜日 | 「10月20日(火)」のように、曜日も添える | 日付の勘違いが起きる |
| 開始時刻 | 24時間表記か、午前・午後を明記する | 時刻の読み間違いが起きる |
| 終了の目安 | 「2時間ほど」「〜23時ごろまで」 | 見る人が、予定を組めない |
| 配信の場所 | 配信サイト名と、チャンネルへの案内 | どこで見るのか迷う |
| 内容 | 何をやるか。ゲーム名、企画名、歌枠、雑談など | 興味を持つきっかけがない |
| 参加方法(参加型の場合) | 受付の時間帯、条件、締め切り | 参加したい人が、動けない |
| ハッシュタグ | 配信の感想に使う目印 | 感想が集まらない |
| 注意事項 | ネタバレ、コメントのお願いなど | 配信中に、同じ注意を何度も言うことになる |
全項目を入れると、長くなりすぎる場合があります。最低限必要なのは、日付、開始時刻、場所、内容の4つです。残りは、必要に応じて足します。
時刻の表記で気をつけること
告知で起きやすいミスは、時刻の書き方に関するものです。次のような点に注意します。
24時間表記か、12時間表記か
「8時から」と書くと、朝なのか夜なのか分かりません。「20時から」「午後8時から」のように、はっきり書きます。普段から使う書き方を、統一しておくと、混乱が減ります。
深夜の時刻
日付をまたぐ配信では、「25時」「26時」といった書き方が、使われることがあります。この書き方は、夜更かしの人には通じますが、そうでない人には、分かりにくい表記です。「25時」は、翌日の午前1時を指します。誤解を避けるには、「10月20日(火)の25時(10月21日の午前1時)」のように、日付と一緒に、補足を添えます。
日付と曜日の食い違い
日付と曜日は、必ず、カレンダーで確認します。「10月20日(水)」のように、曜日を間違えると、見る人が、日にちと曜日のどちらを信じるべきか、迷います。告知を書く前に、手元のカレンダーで、1回確かめる習慣を付けます。
タイムゾーン
海外の視聴者がいる場合は、「日本時間」であることを、明記します。日本国内だけの配信でも、「JST」や「日本時間」と書いておくと、誤解されません。海外の視聴者がいる配信者は、時差の計算が必要な人のために、主要な地域の時刻を並べて書く方法もあります。
開始時刻のずれ
予定の時刻に、配信を始められないこともあります。「20時ごろ開始」のように、ごろ、と書く、あるいは、待機画面を用意しておく方法があります。待機画面を作る場合は、「もうすぐ始まります」と表示して、始まりを待ってもらえます。
告知文のテンプレート
文章の型を作っておくと、毎回の告知が楽になります。次は、一般的な型の例です。
- 1行目:配信の予告(「今夜、◯◯の配信をします」)
- 2行目:日時(「10月20日(火)20時〜22時ごろ」)
- 3行目:場所(配信サイト名と、チャンネルへの案内)
- 4〜5行目:内容の紹介(何をやるか、見どころ)
- 6行目:参加方法や、お願い(参加型や、ネタバレのお願いなど)
- 最終行:ハッシュタグ
この型を使うと、読む人は、毎回同じ場所に、同じ情報があると分かり、読み取りやすくなります。型は、固定し過ぎず、企画に合わせて少しずつ調整します。
文章の長さと書き方
SNSの投稿は、長すぎると読まれません。スマートフォンの画面で、1画面に収まる程度が、読みやすい長さです。要点を先に書き、細かい説明は後に回します。箇条書きや、改行を使うと、画面が見やすくなります。
表現については、次のような点に注意します。
- 「ぜひ来てください」のような、押し付けに聞こえる表現は、控えめにする
- 内容が分かる具体的な言葉を使う。「楽しい配信にします」より、「新しいステージに挑戦します」のほうが、中身が伝わる
- 誇張した表現は避ける。実際より大きく見せる表現は、がっかりを生む
- 専門用語や、内輪の言葉を使いすぎない。初めて見る人にも、分かる言葉にする
- 絵文字は、読みやすさを損なわない範囲にとどめる
告知画像の文字量
告知には、画像を付けることが多いです。画像の文字量は、少ないほうが、読みやすくなります。SNSのタイムラインでは、画像は小さく表示されるので、細かい文字は、読めません。
| 画像に入れるもの | 入れ方 |
|---|---|
| 配信のタイトル | 最も大きく。1行か2行 |
| 日付と開始時刻 | 2番目に大きく。曜日も入れる |
| チャンネル名やアイコン | 小さくてよい。見慣れたデザインなら、それで分かる |
| 詳しい説明 | 画像には入れず、投稿の本文に書く |
画像に入れる文字は、目安として、タイトルと日時の2つ程度に絞ります。それ以上を載せたいときは、本文に回します。また、画像の中の文字は、検索の対象になりにくく、読み上げソフトでも読まれません。画像に書いた情報は、必ず本文にも書いておきます。
画像の文字の色と背景の差も、確かめておきます。文字と背景の色が近いと、スマートフォンの小さな画面では、読めません。画像を作ったら、実際に小さく縮小して、読めるかを確かめます。
配信画面でも告知を流す
告知は、配信の前だけでなく、配信中にも出し続けると効果的です。途中から来た人は、次の配信の予定や、お願いごとを知る機会が少ないからです。配信画面の下に、短い文を流し続ける方法があります。
告知ティッカーは、そのための無料ツールです。流したい文を1行ずつ書くと、右から左へ、切れ目なく流れます。文と文の区切りには、「◆」の印が自動で入ります。次のような使い方が考えられます。
- 毎回同じ案内:「はじめましての方も歓迎です」「コメントは順に拾います」
- 次回の予定:「次の配信は、金曜の20時からです」
- お願い:「ネタバレは控えてください」
流れる速さは、6〜60の間で選べ、この数字は「書いた文を、全部ひと通り流し終えるまでの秒数」です。文を足すと、1周の長さが増えるため、同じ数字のままでは、文字が速く流れて見えます。文を足したら、数字を上げて、目で追える速さに戻します。文字の大きさも、設定で変えられます。
流れる文は、短く言い切る形が、読み取りやすくなります。長い文は、読み終える前に、画面の外へ流れてしまいます。1つのメッセージは、20〜30字ほどにまとめると、読みやすくなります。OBSには、ブラウザソースとして入れ、幅1920、高さ1080が目安です。入れ方は、ブラウザソースの入れ方の手順ページをご覧ください。
配信のタイトルと概要欄も、告知の一部
SNSの告知とは別に、配信サイトの側に設定する、タイトルと概要欄も、告知として働きます。配信の予約枠を作る場合は、枠のタイトルと説明文が、そのまま、見に来る人の目に入ります。タイトルは、内容が一目で分かる言葉にします。「雑談」だけでは中身が分からず、「新作ゲームを初見でプレイ」のように、具体的に書いたほうが、興味を持たれます。
概要欄には、告知文と同じ情報(日時、内容、参加方法)に加えて、毎回変わらない案内(コメントのお願い、関連リンクなど)を入れます。毎回同じ案内は、型として保存しておき、貼り付けて使うと、書く手間が減ります。ただし、リンクの先や、日付などの変わる情報が、古いままになっていないか、投稿前に確かめます。
定期配信のスケジュールをまとめて伝える
決まった曜日に配信する人は、1週間の予定を、まとめて伝える方法があります。週の初めに、スケジュールの画像を1枚投稿し、毎回の配信前に、個別の告知を重ねる形です。まとめの画像には、曜日、時刻、内容の3つを、表の形で並べます。文字を詰め込まず、一覧性を重視します。
スケジュールを変更した場合は、まとめの画像も、更新します。古い画像が残ると、混乱のもとになります。固定の投稿として置いておく場合は、更新を忘れないよう、週の初めの作業に入れておきます。休みの日も、画像に書いておくと、「今日は配信がないのか」という問い合わせが減ります。
告知のトーンと、見る人への配慮
告知の言葉づかいは、配信者の人柄が出る部分です。親しみやすい言い回しでも、丁寧な言い回しでも、続けて読んで違和感がなければ構いません。大切なのは、日頃の配信の雰囲気と、告知の雰囲気が合っていることです。普段の配信が砕けた雰囲気なのに、告知だけが堅いと、距離を感じさせます。
配慮として、次の点も意識します。他の配信者の名前を出すときは、事前に了解を得ます。参加型の企画で、特定の視聴者の名前を告知に載せるときも、本人に確かめます。また、ネタバレを含む内容は、告知に書かないか、書く場合は、その旨を明記します。
告知を出すタイミング
告知を出す回数と時期は、配信の規模で変わります。一般的には、次のような組み合わせが考えられます。
| 時期 | 目的 |
|---|---|
| 数日前 | 予定を知らせ、予定を空けてもらう |
| 前日 | 思い出してもらう。内容の見どころを足す |
| 当日(開始の数時間前) | 当日の予定を確認してもらう |
| 開始直前 | 「もうすぐ始まります」と知らせる |
同じ文面を繰り返し投稿すると、見る人に飽きられます。回ごとに、内容を少し変えます。たとえば、数日前は企画の概要、前日は見どころ、当日は開始時刻の確認、というように、役割を分けます。
変更や中止があった場合は、すぐに、知らせます。配信を延期する、時間を変更するといった連絡は、見に来る人の予定に関わります。元の告知への返信や、新しい投稿で、変更後の日時を、はっきり書きます。
告知文を書くときは、投稿の前に声に出して読むと、言い回しの不自然さや、抜けている情報に気づけます。可能なら、他の人に読んでもらい、日時と内容が、一読で分かるかを確かめてください。
告知の効果を振り返る
告知を出したあとは、どの告知で、どれだけの人が来たかを、ざっくり振り返ると、次に生かせます。配信サイトや、SNSの画面で見られる数字(閲覧数、反応の数など)の範囲で十分です。数字を細かく分析する必要はありません。「画像を付けた回は反応が多かった」「前日の投稿が読まれていた」といった傾向をメモしておくと、次の告知の出し方を決めるときの手がかりになります。
ただし、数字の増減に、一喜一憂しすぎないことも大切です。反応は、告知の出来だけでなく、曜日、時間帯、企画の内容、その日の話題など、多くの要因で変わります。長く続けて、傾向を見るくらいの気持ちで、扱ってください。
よくある失敗
| 失敗 | 起きること | 対策 |
|---|---|---|
| 曜日を確認せずに書いた | 日付と曜日が食い違い、視聴者が混乱する | カレンダーで確かめる |
| 深夜の時刻を「25時」とだけ書いた | 翌日の午前1時と気づかれない | 日付を添え、補足する |
| 画像に文字を詰め込んだ | タイムラインで読めない | タイトルと日時に絞る |
| 画像だけに情報を書いた | 検索や読み上げで、内容が伝わらない | 本文にも同じ情報を書く |
| 変更の連絡が遅れた | 見に来た人が、がっかりする | 変更が決まったら、すぐに投稿する |
| 流れるテロップの文が長い | 読む前に流れ切る | 短く言い切る |
投稿前のチェックリスト
- 日付と曜日が、カレンダーと合っている
- 開始時刻が、24時間表記か、午前・午後つきで書かれている
- 深夜の時刻には、日付の補足がある
- 終了の目安が書かれている
- 配信の場所(サイト名)が分かる
- 内容が、具体的な言葉で書かれている
- 参加型の場合、受付の方法と締め切りが書かれている
- 告知画像の文字は、タイトルと日時に絞られている
- 画像の情報が、本文にも書かれている
- 配信画面で流す告知文も、更新した
まとめ
告知文は、日付、時刻、場所、内容の4つを確実に伝えることが、出発点です。そのうえで、型を決めて、毎回の作業を軽くします。時刻の表記は、特にミスが多いので、曜日の確認、深夜の表記、日本時間の明記を、習慣にしてください。画像は文字を絞り、詳細は本文に書く。配信中は、告知ティッカーのようなツールで、短い案内を流し続ける。この組み合わせで、見に来る人の迷いを減らせます。